悪魔との取引に失敗した男?
2008.12.11/Thu/00:51:51
お酒についての話です。
飲み始めたころは缶ビール350ml一本とかで平気でした。
夕飯の時とか調子に乗ってたくさん飲むこともありました。
それはパニック障害・鬱病になる以前の話です。
発作や撃つが怖くてそれから逃げるために飲むようになりました。
毎日飲むので安くて量が多くて酔える焼酎に手を出しました。
夕方以降に飲んでいたのが昼から飲んだりするようになり、
それはやがて四六時中酔っている状態へと変わっていきました。
眠剤なんかもお酒と一緒に飲んでいました。
大量の飲酒は知らぬ間に膵臓に負担をかけていました。
胃の辺りに鈍く重い痛みがでたのです。
胃が痛いだけだろうと思っていたら夜になって激痛に変わりました。
深夜に病院へ行き検査をしその場で入院することになったのです。
診断名は急性膵炎でした。
3週間ほど入院しましたが、最初の3日間は悲惨でした。
両手に点滴をし、尿道に管を通しているので身動きがとれませんでした。
上下左右の感覚がなくなるほど辛いものでした。
後で聞いた話ですが命の危険もあったとか。。。
その後ももう一度繰り返して入院してしまいました。
その時は1週間ほどの入院で済みました。
そして1年半の間お酒を止めることに成功しました。
しかしまた飲んでしまったので失敗なのかな??
お酒を止める前には幻視も見ました。
寝ていて目覚めたら天井に大きな蜘蛛が這っているのです。
それは本物そっくりで30センチぐらいの大きさはあったと思います。
部屋から逃げようとして床を見たらそこにもいるんです。
ドアノブを握ろうとしたらそこにも。。。
何とかとなりの父の部屋へ行って起こそうかと思ったのですが、
その部屋までも付いてきたんです。
30分ほど父が寝ている横で怯えていました。
父が気がついて起き「どうしたのか?」と尋ねてきました。
「クモがいる。。。」
父「そんなものいないから」
それでようやく蜘蛛は視界から消えました。
とりあえず1年半の断酒は続きました。
その後埼玉に引っ越してきて3カ月ぐらいして再び飲酒しました。
鬱が酷くてとても耐えられなかったのでそれを紛らわすためにです。
とりあえず嫌なことは頭から離れていくのですから飲んでいるときは楽でした。
お酒の量はだんだんとエスカレートしていき歯止めがかからなくなってきました。
2.7リットルのペットボトルの焼酎は3日でなくなっていました。
お酒のためなら這ってでも買いに行くような状況でした。
そして今度はアルコール性肝炎を起こしてしまいました。
その頃通っていた精神科の主治医からは見放されましたし、
新しい病院へ行っても「鬱の治療ではなくアルコールの治療が必要だ」と断られました。
どこへ言ってもタライ回しの状態になってしまい困り果てました。
そしてアルコール専門の病院へ行ったのは今年の9月初めでした。
一日中検査を受けるわけですが、はっきり言われました。
「アルコール依存症です」と。
そう言われることは分かっていたのでその事実はすんなり受け入れました。
ショックだったのは脳に委縮が見られたこと。
その画像を見せ、先生は言いました。
「ここはどこですか?」「今日は何月何日ですか?」と。
答えられるか確かめたんですね。
そのことが自分にとても屈辱的な気分にさせ気が滅入りました。
入院するつもりで行った全国でも有名な病院でしたが、入院は断りました。
3か月もの間入院し、そこにいる人たちと交流するなど無理と思ったからです。
毎日ミーティングがあるんですね。
そういうのにはとても参加できないなと思いましたから。
その日から今まで3カ月と少しですがお酒をやめることができています。
脳が委縮したという事実だけでお酒を止める十分な動機になりました。
正直、狂ってまで飲みたくないと思いました。
断酒の最初の1ヶ月はほとんど寝ていました。
ただただ、ひたすら我慢するといった感じです。
精神科へ通う気力もなくなっていき薬も底を尽きました。
薬が無くなってからはほとんど廃人同然の生活でした。
ギターも全く弾かなくなりましたし、今でもまだ手が伸びません。
(尊敬するギタリストたちがお酒やドラッグで入院していたりするのですが、
決して、それを真似しようとした訳ではありません。)
現在はお薬があるので比較的安定している状態ですが、
元気と言うには程遠いのが現状です。
毎日の生活の中でお酒の事が思い浮かぶ事もなくなりましたが、
時に堪え難い程の辛さがやってきた時に、
「あぁ、こういう時に飲んでいたんだな」と気付かされます。
長くなりましたが、また機会があったらお酒にまつわることをお話します。
けい
飲み始めたころは缶ビール350ml一本とかで平気でした。
夕飯の時とか調子に乗ってたくさん飲むこともありました。
それはパニック障害・鬱病になる以前の話です。
発作や撃つが怖くてそれから逃げるために飲むようになりました。
毎日飲むので安くて量が多くて酔える焼酎に手を出しました。
夕方以降に飲んでいたのが昼から飲んだりするようになり、
それはやがて四六時中酔っている状態へと変わっていきました。
眠剤なんかもお酒と一緒に飲んでいました。
大量の飲酒は知らぬ間に膵臓に負担をかけていました。
胃の辺りに鈍く重い痛みがでたのです。
胃が痛いだけだろうと思っていたら夜になって激痛に変わりました。
深夜に病院へ行き検査をしその場で入院することになったのです。
診断名は急性膵炎でした。
3週間ほど入院しましたが、最初の3日間は悲惨でした。
両手に点滴をし、尿道に管を通しているので身動きがとれませんでした。
上下左右の感覚がなくなるほど辛いものでした。
後で聞いた話ですが命の危険もあったとか。。。
その後ももう一度繰り返して入院してしまいました。
その時は1週間ほどの入院で済みました。
そして1年半の間お酒を止めることに成功しました。
しかしまた飲んでしまったので失敗なのかな??
お酒を止める前には幻視も見ました。
寝ていて目覚めたら天井に大きな蜘蛛が這っているのです。
それは本物そっくりで30センチぐらいの大きさはあったと思います。
部屋から逃げようとして床を見たらそこにもいるんです。
ドアノブを握ろうとしたらそこにも。。。
何とかとなりの父の部屋へ行って起こそうかと思ったのですが、
その部屋までも付いてきたんです。
30分ほど父が寝ている横で怯えていました。
父が気がついて起き「どうしたのか?」と尋ねてきました。
「クモがいる。。。」
父「そんなものいないから」
それでようやく蜘蛛は視界から消えました。
とりあえず1年半の断酒は続きました。
その後埼玉に引っ越してきて3カ月ぐらいして再び飲酒しました。
鬱が酷くてとても耐えられなかったのでそれを紛らわすためにです。
とりあえず嫌なことは頭から離れていくのですから飲んでいるときは楽でした。
お酒の量はだんだんとエスカレートしていき歯止めがかからなくなってきました。
2.7リットルのペットボトルの焼酎は3日でなくなっていました。
お酒のためなら這ってでも買いに行くような状況でした。
そして今度はアルコール性肝炎を起こしてしまいました。
その頃通っていた精神科の主治医からは見放されましたし、
新しい病院へ行っても「鬱の治療ではなくアルコールの治療が必要だ」と断られました。
どこへ言ってもタライ回しの状態になってしまい困り果てました。
そしてアルコール専門の病院へ行ったのは今年の9月初めでした。
一日中検査を受けるわけですが、はっきり言われました。
「アルコール依存症です」と。
そう言われることは分かっていたのでその事実はすんなり受け入れました。
ショックだったのは脳に委縮が見られたこと。
その画像を見せ、先生は言いました。
「ここはどこですか?」「今日は何月何日ですか?」と。
答えられるか確かめたんですね。
そのことが自分にとても屈辱的な気分にさせ気が滅入りました。
入院するつもりで行った全国でも有名な病院でしたが、入院は断りました。
3か月もの間入院し、そこにいる人たちと交流するなど無理と思ったからです。
毎日ミーティングがあるんですね。
そういうのにはとても参加できないなと思いましたから。
その日から今まで3カ月と少しですがお酒をやめることができています。
脳が委縮したという事実だけでお酒を止める十分な動機になりました。
正直、狂ってまで飲みたくないと思いました。
断酒の最初の1ヶ月はほとんど寝ていました。
ただただ、ひたすら我慢するといった感じです。
精神科へ通う気力もなくなっていき薬も底を尽きました。
薬が無くなってからはほとんど廃人同然の生活でした。
ギターも全く弾かなくなりましたし、今でもまだ手が伸びません。
(尊敬するギタリストたちがお酒やドラッグで入院していたりするのですが、
決して、それを真似しようとした訳ではありません。)
現在はお薬があるので比較的安定している状態ですが、
元気と言うには程遠いのが現状です。
毎日の生活の中でお酒の事が思い浮かぶ事もなくなりましたが、
時に堪え難い程の辛さがやってきた時に、
「あぁ、こういう時に飲んでいたんだな」と気付かされます。
長くなりましたが、また機会があったらお酒にまつわることをお話します。
けい
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